トンネル内での車両故障を救済した体験談

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トンネル内での車両故障

いつも通っている道で

 その状況は、いつも通っている道で、突然発生しました。片側一車線のトンネル内、二台先を走っていた軽自動車のスピードが段々と遅くなり、しまいには停止してしまったのです。すぐ後ろには乗用車がいましたが、その乗用車は車線を跨いで先へ行ってしまいました。私はトレーラーで40フィートのコンテナを引っ張っていたので、どうにもなりません。何分か待っていましたが、軽自動車はいつまで待っても動きません。さあ、どうしましょうか。

大渋滞

 その道は、片側一車線の道で、トラックがよく通る、交通量のとても多い道です。私が停まってしまったことで、たちまち後ろは大渋滞になってしまいました。どうにもならないのですが、私たちが何とかしなければ、この状況はいつまでも改善、解決されません。あなたならどうしますか?ちなみに出口までは約500メートル、出口付近は登り坂になっていますので、私一人で故障した軽自動車を押し切ることはどう考えてもできません。

故障車の運転手が降りてきた

 停まってしまった軽自動車の運転手が降りてきました。80歳位のおばあちゃんです。「どうしましょう」心臓を抑えながらそう言うと、私に助けを求めてきました。私だって焦っていますが、トラックの運転手はこのような時、頑張らねばなりません。私だってセンターラインを跨いで、軽自動車を追い越したかったのですが、そのシャーシはとてもキレイであったのと、もちろんそれは危ない行為なので、できませんでした。必然的に、私たち運転手が何とかしなければという思いになりました。

後ろから、運転手さんが来た

 私もどうするべきか考えていた所、後ろからもう一人、運転手さんが来てくれました。状況を見て、しばらくの間二人で悩んでいると、その運転手さんが言いました。「私、後ろの運転手さん5人位に声をかけてきますので、みんなで出口まで押しましょうか?」私は何とかしなければとは思っていたものの、他の人にも助けを求めるという事は考えつきませんでした。「そうですね、お願いできますか?」私はそう言うと、運転手さんは後ろに行って、後ろで渋滞しているトラックに声をかけて、助っ人を手配してくれたのです。

総勢5人集まった

 私を含め、総勢5人の運転手さん達が集まってくれました。この、私の所に来てくれた運転手さんに感謝しなければなりません。故障した車はというと、やはりバッテリー上がりのようでした。トンネルに入った際にライトを点灯したらエンジンが停まってしまい、再びエンジンをかけようとしても、カチカチ言うだけでかからない、という状態。私は自分の車で何度も経験しているのでわかりますが、明らかにバッテリーが弱っています。ジャンピングコードを繋げばおそらく一発でかかるとは思いますが、対向車も来るし、コードもないし、それはやっぱり危ないと言うことで、みんなで出口まで押すことに即決定。早速みんなで押しはじめました。

案外軽い

 私が一番若いくらいでしょうか、50代から60代後半位の運転手さん達総勢5人で、軽自動車を押しはじめました。「案外動くもんだね」とある方が言いました。道が平らの間はよかったのですが、最後の登りがやはりキツく、最後は皆、息を切らしていました。途中、当事車両のおばあちゃんの運転手さんが、「コンビニ…」と言いかけたのですが、私が「ここへ入れますから」と制止し、バックで空いているスペースに、最後の力を振り絞って押し込みました。ちなみにコンビニはここから百メートルほど先にありましたが、交差点沿いですし、この要望は叶えてあげることができませんでした。

トラック運転手の団結力

 道路はみんなのものです。私たちトラック運転手は、いつもこの道路を利用させていただいています。そして、特に私は今、大きなトラックに乗っています。このような突然の故障車が発生し、運転手ではどうにもできない場合、トラックの運転手は何とかしなければと思います。今回は、私の後ろから来た方の機転で、何とか乗り切ることができました。最後の最後に走ってトラックまで戻りましたが、息も絶え絶え、私なんぞは張り切りすぎて心臓が痛くなってしまいました。かなり後ろの方で、クラクションを鳴らし続けているトラックがいましたが、長い間道路が動かなくなれば、このような人も正直います。いろいろな人がいますが、長い間この仕事をやってきて、トラック運転手はでっかいトラックに乗っているけれど、実はいい人が多いなぁ~と、心から思った瞬間です。

バッテリー上がり防止対策 予兆を知る具体的方法

 バッテリーが弱くなると、このように、突然路上で停まってしまうことになります。そうならないためにも、バッテリーは弱ってきたら早めに交換しましょう。行きつけのスタンドはもちろん、オートバックスなどのカー用品店や、行きつけの整備工場なら、すぐに点検してくれます。また、私たちも、バッテリーが弱ってきたことを簡単に知ることができます。毎日エンジンを始動すると思いますが、この時の音が弱ってきたなら、それはバッテリーが弱ってきた証拠です。また、バッテリーは寒さに弱く、冬の初めに冷え込んだ朝、突然弱くなることがあります。こうなってしまったら、即交換する事をお勧めします。また、バッテリー上がりの症状が出ていても、実際にはバッテリーが弱っているのではなく、バッテリーに充電する機械、オルタネーター、ダイナモ、と呼ばれる機械が壊れている場合もあります。症状が出たなら、即、点検してもらうことをお勧めします。このような点からも、行きつけのスタンドでの点検は効果的かもしれません。バッテリーは買う場所によって、かなり価格差がある商品の一つです。スタンドだと三万円するものが、通販だと一万円、という商品もありますので、余裕があれば、バッテリーを通販で買い、自分で取り付けてみることも選択肢に入れてみて下さい。
自動車用バッテリー この位の価格からあります。【楽天市場】

嫌気が差してしまいましたか?

 車は一度壊れると、連鎖的に、あっちこっちに不具合が生じる場合もあります。あくまでも私の主観です。一度故障してしまうと、大丈夫かな、次々にお金がかかるんじゃないかな、と不安になる方も多いと思います。この時点で一度、自分の車がいくらで売れるのかを知っておくのも一つの方法です。高く売れれば、新車の頭金になるかもしれません。新車が買えれば、そこからはしばらくの間、新車保証が適用になりますので、修理にお金がそれ程はかからなくなります。エコカーなら税金も安いですし、車検も三年付いてきます。買う、買わないは別として、この機会に一度、ご自身の車がオークションではいくらで落札されているのかを知っておくのもいいのではないでしょうか。こちらのサイトにあなたの車の四項目を入力するだけで、直近のオークション落札価格を知ることができると同時に、一括査定にて、あなたの車の価値を確定することができます。是非ご利用下さい。

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