運転手には腰痛がつきものなのか?

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運転手には腰痛がつきものなのか?

運転手に腰痛はつきものなのか?

 運転手には腰痛持ちが多いように思います。そもそも運転手は何故腰痛になってしまうのでしょうか?何か対策はあるのでしょうか?私の経験からお伝えします。

佐川急便ドライバー時代

 佐川急便の配送、営業のドライバーの中には、かなりの割合で腰痛を抱えている人がいます。佐川急便に限ったことではありませんが、荷物を手で取り扱う場合、中腰になります。荷物をホームからトラックに積み込む際にも、全てが手作業ですから、腰への負担が大きくなります。更に、配送時は、何度も荷台へ上がったり降りたりしますし、その中で荷物を扱います。大きいもの、重たいもの、荷物にはいろいろな種類があります。また、トラックを横付けできる所ばかりではありませんので、その時は荷物を手で運ぶようになります。もちろん、自分のコースに行くまで運転しますし、コース内でも運転をします。腰に負担がかからない訳はありません。

佐川急便の路線便時代

 担当する路線にもよりますが、圧倒的に運転するよりも荷扱いの時間の方が長い仕事です。その荷扱いは、ホーム上で行われます。ホーム設置されているベルトコンベアーに流れる荷物から、自分の担当の荷物を「引き」、そしてトラックに積み込みをします。前二軸、後二軸の、大きな箱のトラックいっぱいになるまで、出発することはできません。そして運転して営業所に到着すると荷下ろしです。数百個の荷物を一つ一つ丁寧にローラーに降ろして行きます。それこそ腰を千の単位で折り曲げますので、腰には大きな負担がかかります。

エネオスのタンクローリー運転手

 タンクローリーは、比較的荷扱いが楽だと言われています。一つ間違えば大変なことになってしまいますが、千個単位の荷物を手積み手降ろしするのに比べれば楽だと言えるでしょう。タンクローリーの運転手が仕事の中で扱う物の中で一番重たいものは、油が流れるホースです。しかし、タンクローリーの運転手は、とても拘束時間、ハンドルを握っている時間が長いので、腰には相応の負担がかかります。タンクローリーは構造上、トレーラーが多いのですが、このトレーラーも上下に揺れる事から、腰への負担は大きくなります。

私の経験

 私は今まで腰痛の経験が殆どありません。佐川急便で1日数百個の荷物を扱っても、大きな箱一杯の荷物を引いて積み込んで降ろしても、15時間もの間トレーラーに乗っていても、大丈夫です。果たしてこれはどうしてなのか、考えてみました。私は生まれながらに骨が太く、中学生の頃から、よく筋肉質と言われていました。筋トレが好きだったので、中学生の頃から腹筋や背筋、腕立て伏せなどのトレーニングをし、高校生になってからはバイトで貯めたお金で、ソロフレックスというアメリカ製のマシンを買い、更に筋トレに励みました。背はそれ程高くはありませんが、丈夫に出来ているのです。どんなに重たい荷物を抱えても背中が痛くならなかったのは、この筋トレの賜物だと思います。骨が太く、背筋がしっかりと着いているので、荷扱いで酷使しても大丈夫なのでしょう。長時間運転していると、腰が痛くなってしまう人に比べると、それに耐えうる筋肉が、背中に付いているのだと思います。また、血の巡りが良いなどの、総合的な体質もあるかもしれません。

ご参考までに

 トラックにしろバスにしろタンクローリーにしろ、運転手は腰に負担のかかる仕事であることを覚えておいて下さい。もし、運転手になろうと思っている人がいたなら、今から背筋を鍛えておくことをお勧めします。運転手の中には腰痛がひどく、仕事を休んだり、荷扱いがままならなくなったりする人がよくいます。私は腰痛で仕事を休んだ者の代わりに仕事をした事が今までに二回あります。このようにならないためにも、これから運転手を目指す方は是非、腰を鍛えておいて下さい。結論としては、その人次第、ということになります。体幹の丈夫な人は腰痛になりにくく、痛がる人はいつも痛がっています。

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