死んだおじいちゃんが乗っていた車を処分してくれと言われたら?遺産相続?
車は、売らなければならない、という状況になる時があります。例えば、このような、おじいちゃんが亡くなってしまい、そのおじいちゃんが乗っていた車を処分するときなどがそれに該当します。あなたは車を売ろうと思った時に、どこへ車を持って行きますか?まず思いつくのが自動車ディーラーですが、自動車ディーラーはこのような車の買取業務を専門に行っているお店ではありません。今まで何台も取引があるとか、おじいちゃんが何人も車を買う人を紹介していて、毎年年賀状が来て、カレンダーも持ってくるというようなレベルの付き合いでない限り、断られる場合もあると思います。もちろん、お店によっては受けてもらえるかもしれません。一番いいのは、買取の専門店にお願いする方法でしょう。しかし現実には、車種によっては買い取ってもらえない場合や、あからさまに価格を低くされてしまうという事も考えられます。
必要な書類
車を売るに際しては、売買のために書類が必要になります。本来なら車検証上の方の書類を揃えますが、車検証の名義人が亡くなっている場合は、ちょっと状況が変わります。これは、買取をお願いしたお店に聞けば教えてくれますが、念のためにこのサイトでもご案内します。まずは、遺産協議書を作成します。書式や書き方、揃える書類などは、こちらのページでご案内していますので、ご覧になって下さい。
上のページでおわかりいただけたかと思いますが、揃える書類は亡くなった方が「亡くなっている」事を証明する書類と、遺産分割協議書と、相続人の印鑑証明書と、代表相続人の委任状、譲渡証、印鑑証明書になります。これらの書類を揃えてはじめて、第三者に名義変更ができます。車の名義変更はそれ自体がかなり面倒なものですが、名義人が亡くなってしまっている場合は、更に輪をかけて大変になります。相続人がご近所にいらっしゃる場合は簡単ですが、遠くに行ってしまっているとか、海外に出張してしまっているとかのケースでは時間がかかります。特に海外に行ってしまっている人がいる場合は、一度管轄の陸運局の登録課に相談してみるといいでしょう。印鑑証明書の期限は、発行日から三か月となっていますので、この点にも注意をする必要があります。