運送会社へ転職を考えている方へ

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運送会社へ転職する時に気を付けること

運送会社へ転職を考えている方へ

 時代の変化に伴い、お仕事の状況が怪しくなっている方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。かつての終身雇用制度は、一部の大企業と公務員を除いてなくなってしまいました。

安い給料で頑張ってきたのに

 私は高校を卒業して働きはじめました。当時の給料は手取りで一桁の時もありました。これを続けていき、結婚して所帯を持って50代になれば、一人前の給料がもらえると思って、頑張って来ました。しかしどうでしょう、若年層の安月給と将来の不安に耐えきれず、私は会社を辞めてしまったのです。

運転手位しかない

 歳を取ってくると、それなりの給料がもらえる仕事はだんだんとなくなって来ます。手っ取り早く稼ぎたいと思ったときに、運転手という選択があるかもしれません。私はサラリーマンを辞めてから自由の身になったにもかかわらず、紆余曲折を経て最終的には運転手の仕事をしています。自分に合っているのかもしれませんが、今から運転手を目指している方へ、何点かお知らせしておきたいことがあります。

アルコールチェック

 時々ニュースで話題になることがありますが、現在運送会社ではアルコールチェックがとても厳しくなっています。アルコールチェックというのは、運転の仕事を始める前の点呼で、呼気にアルコールが含まれていないかをチェックするものです。以前は対面で確認する程度のものでしたが、現在は、多くの運送会社で専用の機械による測定が行われています。これでアルコールが検出されてしまうと、会社によっては仕事ができない、厳しい会社になると、信じられないかもしれませんが、「一発」で、クビになってしまうという悲惨なケースもあります。これは何を意味するのでしょうか。

酒が飲めない日々

 仕事の内容にもよりますが、例えば私がかつて働いていたタンクローリーの仕事の場合は、仕事の前日に晩酌をする事ができなくなります。点呼の際に検出されなければそれでいいのですが、今の測定器は進化を遂げており、深酒をしてしまえば、必ず検出されます。具体的には、自分用のストローのようなものを配布され、それを使って専用の機械に、五秒間息を吹き入れます。測定する前には、免許証を読み込ませます。そして、測定時は、カメラで顔を撮影する仕組みになっています。酒を飲んでしまうと、ごまかしがきかないのです。

スピード制限や、GPSによる管理

 会社が大きくなればなるほど、運転手の管理は徹底されています。トラックにはタコグラフという速度を記録する装置が付いていますが、これが昨今はデジタル化され、会社で決められた速度を超えるとすぐにわかるようになっています。また、車には、今どこにいるかという情報を提供するためのGPSが備え付けられていたり、車内の様々な場所に車載カメラが取り付けられている会社もあります。

おしっこやうんちも

 汚い話で申し訳ありません。かつての運転手はやむなく立ちションをしていましたが、完全デジタル武装したトラックに乗ってしまうと、指定場所以外では立ちションもできなくなります。トラックから降りて、ナンバーの前で立ちションをしたら、全て車庫の運行管理に見られてしまった、という笑えない話を何度も聞いています。また、我慢できずに少し離れた所で大きい方をしたら、それまでもが写ってしまっていた、という、これまたどうしようもなく悲しい事態を引き起こすこともあります。やり過ぎの感が否めませんが、今の世の中は運転手にとってはかなり厳しい状況となっているのです。

あなたは耐えられますか?

 私の場合は酒も飲みませんし、トイレも小さい方なら何とか我慢できますので、何とかなっています。また、この運転手への規制は職種によってもかなりの隔たりがあります。装置を導入こそしたものの、なかなか運用しきれていないという会社もあるでしょう。装置自体を導入していない会社もあるでしょう。でも、ゆくゆくは、このような規制は更に厳しくなっていくことが予想されます。運転手を目指すのであれば、頭に入れておいたほうがいい、とても重要なポイントです。あなたはこの縛りに耐えられますか?

やりがいがあり、お給料が高く、週休二日の仕事が沢山あるの?

 運送会社の求人は、通常は地域のハローワークなどを通じて募集されます。しかし、これらの求人を冷静になって観察していると、注意するべき事実がわかってきます。簡単なことなのですが、求人を出している会社というのは、それだけ離職率が高いということの裏返しなのです。運送会社などはその典型で、私の在籍している会社も運転手の出入りはとても激しく、一度見た人がすぐにいなくなってしまうとか、見たことのない人が突然いるとかは日常茶飯事の光景となっています。これらの求人は、頻度も高いので掲載にお金のかからないハローワークなどに出稿されるのですね。逆に、会社側が質の高い求人を強烈に求めている場合は、ハローワークなどには掲載しない場合が多いようです。多くは、インターネットの求人広告などに掲載されています。スマホで検索する際に出てくる広告ですね。あなたがもし、運送会社、または、物流業の中でも待遇の良いとされる仕事を望んでいるのであれば、ネット上の求人広告などに注意してみるのも一つの方法です。

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