車のエアコンのガスが抜ける  いくらかかるの?

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車のエアコンのガスが抜ける  いくらかかるの?

車のエアコンのガスが抜ける  いくらかかるの?

車にエアコンがついているのは当たり前の時代です。そして、そのエアコンがきちんと動作するのも、もはや当たり前となっていますよね。車には車検というシステムがありますが、その必須点検事項に「エアコンの効き」は含まれていないのをご存知でしたか?車検時には申告をしない限り、エアコンの調子は見てもらえません。車のエアコンは、とても複雑な造りをしています。車は一部の場合を除いて常に屋外にあることから、各部品は知らぬ間に劣化が進みますし、走行中の振動や、飛び石などで、カーエアコンを構成する部品が損傷を受ける可能性もあります。新車時は安定した働きを見せるエアコンですが、今までお話してきたような理由から、経年と共にメンテナンスが必要になってきます。ガソリンスタンドや車用品店などでよく見かける看板に「エアコンのガス補充」という作業がありますが、この看板からわかることは、「車のエアコンの調子が悪く冷えない。対策としてエアコンのガスを補充してみよう」と考えている人が多いという事です。あなたもその一人でいらっしゃいますか?

車のエアコンが冷える仕組み

車のエアコンからはどうして冷たい風が出てくるのでしょうか?ガソリンスタンドなどで「エアコンのガスを補充したほうがいいですよ」と言われたときに、どのように対処すればいいのでしょうか?仕組みがわかっていないと判断もできませんよね。簡単にですがご説明したいと思います。車のエアコンの中には「ガス」が入っており、そのガスを圧縮したり減圧したりすることで冷たい空気を作り出しています。そのため、ガスはとても重要な働きをしています。このガスは、エアコンが通常の状態で動いている限り、漏れる事はありません。ですが、先ほども申し上げた通り、車は様々な状況にさらされており、思わぬ箇所を損傷してしまう可能性を否定できません。また、経年劣化によって、ガスが通る配管の継ぎ目のゴムシールが劣化し、振動も加わって、そこからガス漏れが発生する場合もあります。

どの位の頻度? 原因は?

ガスが漏れる要因と起こっている症状は本当に様々です。状況によって、また、あなたが望む状態によって、対処の仕方は変わってきます。ガスが抜けてしまってエアコンが冷えないようでしたら、まずは一度どこかでガスの補充をしてみた方がいいかもしれません。突然に冷えなくなったのであれば、圧縮をするためのコンプレッサーや、エバポレーターという部品が壊れている可能性もあります。ガスを補充して状況が改善し、そのいい状態が続けばそれでオッケーですが、しばらく経過すると再びガスが抜ける場合は、きちんとした点検が必要になります。ガス漏れの箇所を特定して、そこをきちんと直す必要があります。エアコンの配管などからの漏れがわかり、そこを修理できればいいのですが、カーエアコンのガスが抜ける要因の特定がとても難しいケースも稀にあります。ガスは圧縮と減圧を常に繰り返しており、場所によっては高い圧力がかかります。また、一部の配管は、車に乗ったときにあなたが目にするダッシュボードと呼ばれる部品を、全て取り外ししなければ見ることができない所にあります。こうなってしまうと、漏れ箇所の特定をするだけでも、1万5千円程度の工賃がかかってしまいます。

とにかく工場へ

とにかく、エアコンのガスが頻繁に抜ける、エアコンが冷えない、などの症状が出てしまった場合は、工場で見てもらうようにしましょう。できれば電話帳、ネットなどで「カーエアコン修理」などと検索して出てくる地域の電装屋さんを見つけて依頼されることをおすすめします。この電装屋さんはエアコン修理を専門としていますので、カーエアコンのプロです。ディーラーなどに持ち込まれた修理も、手に負えない状態のものは、電装屋さんが下請けで修理しているのです。そして、電装屋さんの説明を待って対応するようにした方がいいでしょう。電装屋さんであれば、まずはじめに中のガスの残量を確認してくれます。その上で相談しながら漏れもチェックしてもらえばいいと思います。原因がわかって、簡単な修理、エアコンガスの補充だけなら、数千円程度で済むケースもありますし、外車やかなり症状が重篤な場合は、それこそ10万単位の金額が必要になる場合もあります。ちなみに私は素人なりに様々な車の整備をしていますが、エアコンだけはプロに任せています。

R12ガスと134ガス

エアコンの中に入っているガスですが、かつてはR12というガスを使っていましたが、これが現在は134ガスに変わっています。もう殆ど市場にはR12はないと思いますし、あっても高値だとは思いますが、この両者は同じように見えますが扱いは別物です。古い車をお使いの方はご存知ですよね。万が一古い車のガスを補充される際には、同じ配管内に入れないようにお気を付けください。

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