小さな子供を助手席に乗せない方がいい理由

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小さな子供を助手席に乗せない方がいい理由

小さな子供を助手席に乗せない方がいい理由

車をお使いになる理由の大きなものの一つに、子供の送迎があります。私が子供だった昭和の時代からは考えられない程、現在は送迎に車を使う方が増えています。社会的に見ても凶悪犯罪が増えていることや、地球規模で環境が変化しており、突然の大雨や外を歩くと危険な程まで外気温が上昇するなど、私たちにはどうにもならない理由も挙げられています。6歳までの子供を車に乗せる場合は、チャイルドシートの設置が法律で義務付けられています。違反者にはシートベルト違反同様、免許の点数から1点が引かれますが、反則金はありません。

6歳までと法律では決まっているけれど

法律では、6歳までの子供はチャイルドシートを着用することが義務付けられています。しかし、子供の成長はそれぞれに差があります。通常、車のシートベルトは大人用に設計されていますので、子供が使用すると、斜めのベルトが首に食い込んでしまう事もあります。お子様の成長具合と、お使いのお車のシートベルトの位置を判断して、チャイルドシートを使うかどうかを判断するようにしましょう。

隠れた危険因子 助手席のエアバッグ

7歳になって体も大きくなり、チャイルドシートは必要ないと判断されたとしても、体が十分に成長するまでの間は、できれば助手席に子供を乗せる事は避けた方が賢明だと私は思っています。つい先日起きてしまった悲しい事故を見て、私はそう思うようになりました。その事故は、母親が小さな3歳の子供を助手席に乗せている車で起きてしまいました。母親は走り慣れている住宅地の道を車で走行していました。運転中にスマホを操作していたのでしょうか、誤ってスマホを車の床に落としてしまい、落としてしまったスマートフォンを探そうと、一瞬前方から目を離してしまいました。その際に車の左前方を、前方不注意で電柱に衝突させてしまったのです。それほど大きな事故には見えないこの状況で、助手席に乗っていた、3歳の娘さんは亡くなってしまいました。どうして娘さんは亡くなってしまったのでしょうか?調査の結果、本来なら私たちの命を守る働きをしてくれる、「意外な犯人」が、車に潜んでいたことがわかったのです。それは、助手席のエアバッグです。エアバッグは本来、不慮の衝突事故の際に私たちを衝撃から守ってくれる道具です。保安基準の対象外となっているので、改造等でやむを得ず取り外しをしたとしても、罰則はありません。あくまでもシートベルトの補助的役割という位置づけですが、こちらの動画をご覧いただければお判りいただけるように、一瞬で大きなバッグを膨らませる事から、その衝撃は皆さまが考える以上のものとなっています。

エアバッグはこのように膨らみます【動画】
いかがでしたか?

この勢いが、3歳の娘さんを直撃してしまったのです。調査の結果、3歳の娘さんは心臓部の圧迫によって命を落としてしまったことがわかりました。いかにエアバッグの衝撃が物凄いかがお判りいただけるかと思います。事故はいつも通い慣れていた道で起こってしまうものです。そこまでだから大丈夫だろう、慣れている道だから大丈夫、というような、ほんのわずかな油断が、最終的には悲しい結果へと繋がってしまいます。車はとても便利な乗り物ですが、反面、安全性を確保するために様々な工夫がされており、その工夫が場合によっては、今回の事故のように悲しい結果につながってしまう事もあります。大切なのは、車に関して何をするにしても自己流で判断せずに、めんどくさくても決まりに従う、ということです。決まりにはいろいろと細かなことが取り決められていますが、それらは全て安全に車を使うための方法です。

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