事故車や修復歴あり車でも高く売れるのか?

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事故車を高く売る方法なんてあるのですか?

事故車や修復歴あり車でも高く売れるのか?

事故車や修復歴あり車は売れないのでしょうか?また、高くは売れないのでしょうか?ディーラーに下取りに出す場合はどうなるのでしょうか?買取査定をするとどのような評価になるのでしょうか?

事故車や修復歴ありの定義

事故車というと、どのような車を想像なさいますか?一般道を走行中に誤って50センチ下の段差に落ちてしまい、左前を大破したのであれば、これは確実に事故車といえるでしょう。それでは、走行中に知らぬ間にドアに大きな擦り傷がついており、気になったので任意保険の車両保険を使ってドア一枚を取り換えた、というのはどうでしょう?事故ではありませんし、事故車ではないことは確実に説明できるのですが、場合によってはこれでも、事故車と相当の評価を得てしまうことがあります。(あくまでも見る人や会社の規定によってです) 自動車の査定において、事故車の定義はきちんと決められています。事故車とは、具体的には「交通事故やその他の災害により自動車の骨格等に欠損を生じたもの、またはその修復歴のあるもの」を言います。下の図は、私の所有する姉妹サイトからの引用となります。この赤い小さな丸の部分に損傷や修復歴がある場合、自動車査定上は「事故車、修復歴あり車」ということになってしまいます。

事故車の定義

事故車の定義

修復技術の向上

事故車を修理した修復の跡、というのは、これだよ、と言われると比較的簡単にわかります。ぶつけて凹んだ部分を修復する際には、どうしても新車時の部品組み立てとは違う工程が発生します。また、損傷部位によっては複雑な板金作業や、紫外線で焼けた色の難しい調色、塗装作業が必要になったり、各種部品を修正する必要が出てきたりします。場合によってはその作業をするために、車を強い力で固定しなければならないでしょう。そうすると、場所によっては固定跡もつき、それを見えなくするために再度塗装する、などと言った、総合的な修復歴が発生します。ですが、パソコンの普及に伴って塗料の調色技術は確実に進歩しています。いろいろな意見がありますが、よくある色でそれほど古くないもの(紫外線の影響をどの位受けているか)であれば、調色専門の機械でドンピシャの色が出ると言い切る方もいるほどです。板金技術も日々進化を遂げています。現代の車はエコや燃費向上の観点から、極限まで鉄の使用量を減らして設計されています。新車の時に十分出ていた強度が、一度修理すると出なくなってしまう場合があります。これの修復にはかなりの手間と技術が必要となっているのですが、板金塗装のコストは、私が現役だった頃から何十年経過した現在でも、高くなるばかりか、かえってコストダウンを要求されて安くなっている位の感じなのだそうです。これは言い換えるなら、板金技術が上がっていなければ商売を続けられない、今残っている方々は確実な技術の持ち主である、という事実の裏返しといえるのです。

軽い修復歴なら

今の時代は、軽微な事故でも簡単に部品を取り換えるケースが多くなっています。これを事故歴ありとしてしまうと、中古車の流通や価格に大きな影響が出てしまいます。確実にフレームまで逝ってしまった、レベルの重大事故レベルであれば論外ですが、軽微な事故歴や修復歴、具体的にはドア一枚を取り換えた位のレベルであれば、それ程神経質になる業者は少なくなってきているようです。また、あなたの車が買取、あるいは下取り後、最終的にどこで再稼働するか、ということを考えてみて下さい。もしかすると、今の時代は海外に輸出されることも考えられます。その際には、殆ど日本のレベルの事故車、修復歴あり、というレッテルは関係なく取引がされていきます。海外では、日本で製造された車であれば、あからさまな事故車自体にも人気があります。仮に日本では買い叩かれても、海外が視野に入っている業者、海外輸出が専門の業者にであれば、思った以上の価格で取引される場合もあります。

事故の程度にもよる

 どかんとぶつかって、そのままの場合もあるでしょうし、直したかったけど直していない、という状態もあるでしょう。事故車、修復歴あり車といっても、様々なケースがあると思います。あからさまな事故車である場合でも、決して諦めないで下さい。このような業者があり、専門に事故車を扱っています。海外輸出が多いようですので、それなりの価格が期待できます。比較的大きな事故車の場合は、一度こちらに聞いてみることをおすすめします。
あなたが今まで乗ってきてどうだったのか?

軽微な事故、それほどでもないかな、と思う場合には、是非とも一括査定を使ってみて下さい。上の事故車専門サイトと併用してみるのもいいかもしれません。でも、ちょっとだけ気を付けた方がいいことがあります。むやみに一括査定サイトを使った所で、どこも同じデータベースを利用している関係上、出てくる価格は殆ど一緒なのです。そこから一歩踏み出した査定を期待するなら、ちょっと見方を変えて攻めてみましょう。具体的な方法は、こちらの記事で解説していますので、是非お読みになってみて下さい。事故車、修復歴ありと言われる所以があらかじめお分かりなら、備考欄にでも必ず申告なさって下さい。後々のトラブル防止のためにも、こちら(事故車或いは修復歴ありの申告)だけは必ずお願いいたします。

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