車を買い替えるタイミング 一番お得なのはいつ?

車を買い替えるタイミングで一番お得なのはいつ? この答え、おわかりになりますか?ディーラーで販売経験がある私が、ちょっと教えたくない、どうしても出てしまう営業の口癖をお伝えします。ご参考に!

車を買い替えるタイミング 一番お得なのはいつですか?

 それはあなたが買い替えたいと思った時です!なんて言ってしまえば簡単なのですが、実は車という乗り物には独自の特質、買い替えるとお得なタイミングというものが存在します。それに加えて、一年間を俯瞰して見る業界全体の流れも、買い替えるタイミングを決めるものの一つです。業界に長い間身を置き、実際にみなさまの車の売買をお手伝いしてきた私が、経験に基づいてお話させていただきます。

車を買い替えるタイミング

 お客様のご事情で、どうしても車を買い替えなければならない、買い替えたい、と思うこともあるでしょう。例えば、事故をして車が動かなくなった、結婚をしたので家族で一台の車にしたいと思っている、子供の送迎の必要がなくなった、転勤になった、海外への出張が決まった、新型車が発売された、故障が多くなったような気がする、ぶつけてしまった、そしてこれは私の同級生に実際に発生してしまったケースですが、身内に不幸があって生活が変わってしまった、などもあるでしょう。その買い替えや売却は、待ったなしに突然やってくる場合もありますし、ある程度こちらでコントロールできる場合もありますよね。状況にもよるとは思いますが、車を売るなら少しでも高く売りたい、車を買い替えるなら、金銭的にもできるだけ負担を減らしたいと思うのは当然です。

車検が残っている状態で売る

 車検のお知らせが来たので、車の買い替えを検討するという方は多くいらっしゃいます。私が現役だった30年程前は、日本も景気が良かったので、このような感じで車がかなり販売されていました。今になって考えてみても、やはりこの方法は正しいのです。車検時には重量税を払いますが、この重量税は車検を取ったあくる日に売却しても、戻ってきません。(15条又は16条抹消の後、書類の出る解体処分の場合を除く。要手続き) 車検のない状態でも車を売却することはできますが、業界の見方として、次回販売時にこのまま売れる長さの車検残、具体的には一年から半年ほどの車検残があると評価が高まります。これは、次にユーザーに販売する際の諸費用が安くなるとか、陸運局に持ち込んで新規に車検を取らなくても、ナンバープレートを取り換えるだけで乗る事ができるという手軽さが影響しています。車検ギリギリまで乗ってから手放すのが損得勘定上からは一番いい方法と言えますが、今までお伝えしてきたことなどを踏まえると、車検残1年になったら次の車の検討をお始めになる、というタイミングをおススメしたいと思います。現に、私が現役の頃は、車検を一度取り、その後しばらくお乗りになり、二回目の車検の声を聞く前に手放される方が数多くいらっしゃいました。

10万キロになる前に売る

 今の車を日本の平均的な使い方で使い続けた場合、それほど重大な故障が起きることは殆どありません。その証拠に、メーカー、例えば世界が誇るトヨタでは、新車に「特別保証」として、5年、または100,000km 走行のいずれか早い方まで、保証を付けています。(適用には一定の基準があります) 例えば、このような部位の部品、エンジン機構、動力伝達機構、ステアリング機構、前後アクスル機構、電子制御機構、ブレーキ機構、排出ガス浄化機構、乗員保護装置、ハイブリッド機構、燃料電池機構などは、車種によって若干の違いはあれど、保証の対象になるとメーカーHPに記載されています。この事は裏返すなら、10万キロまでは保証しますよ、それ以降は自己責任ですよ、ということになります。自動車業界の整備の通例ですが、10万キロを超える車に対しては、予防整備として、タイミングベルトとウォーターポンプの交換が奨励されています。(タイミングベルトはない車もあります) 金額的にもかなり張る整備となりますので、車を買い替えるタイミングとして、10万キロを超える前に、というのも一つのタイミング、目安といえるでしょう。

決算月に売る

 よく言われることなので、皆様ご存知だと思います。自動車ディーラーに行くと、紅白幕や派手な演出が、ユーザーの買う気を誘いますよね。しかし実際問題として、私は一人の営業としてそれほどのメリットを感じたことはありません。騒いでいるのは会社と業界だけで、売れるときには売れる、という実感がありました。ただ、業界全体で見ると、月ごとに動きは違ってきます。車を買うという行為は、「下取り車を売る」「新しく車を買う」ということになりますよね。流れとしては、新車が売れる→下取り車が入ってくる→中古車業界が活性化する→しばらくは停滞 というリズムを繰り返しています。一年の中で見ると、やはりボーナスの支給に合わせて新車は動く傾向にありますが、12月はそれほどでもなく、11月の方が売れます。月ごとに見ていくなら、1月→正月明けで動き鈍し、2月→3月に向けて動き出す、3月→決算による販売増、4月→決算のあおりで全体忙しい、5月→GWでお金ないのか沈静気味、6月→夏のボーナス近し、動きいい、7月→ナス支給、動きいい、8月→お盆休み沈静気味、9月→行楽シーズン動き良、10月→盛り上がり開始、11月→一番売れると思います、12月→他の買い物多し、沈静気味、とこんな感じです。私の所属していた会社では、3月にではなく、11月に販売新記録が出ていました。11月はかなり活発化、活性化しますので、売るのも買うのも狙い目と言えるでしょう。でも、もう一度お伝えしますが、売るにしても買うにしても、月ごとにそれほど大きな差はないと思います。注意するべき点は、12月登録と1月登録では、一年年式が変わってしまうことと、3月に売ったとき、4月に売った時で、次年度自動車税の課税が変わることです。3月に車を売るといいといわれるのは、主にこの理由によります。

結局、どのタイミングがいいのか?

 自動車税に関しては、課税されるされないがあるだけで、結局のところ、いつ売却しようとも、皆様がお支払いになる税金の額は同じです。Aの車、Bの車、両方とも、所有していた月分を支払えばいいのです。売却後の登録の関係や、販売業者の方針によって、若干処理に違いがあるかもしれません。ここが不安な場合は、やはり3月中に売却するのが得策と言えるでしょう。理想としては、車検が少し残っていて、10万キロを超える前に、というのが、私の奨励する買い替えのタイミングです。しかし、常に中古車市場は動いていますので、一概に忙しい時に契約すればいいのかといえば、それは言い切ることができません。とにかく、新しい車の値引きを極限まで引き出すことと、それに加えて、下取り車を最高額で引き取ってもらうこと、場合によっては、インターネットを使って、買取査定を競合させ、高値を引き出す方法なども有効です。
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