ランクルヨンマル BJ40V 旧車の部品入手方法裏技 【実践記】
ランクルヨンマル BJ40V 旧車の部品入手方法裏技 【実践記】。古い車、旧車がかっこよくて買いたいと思っているけど、部品がないと聞くので、維持費が高いだろう、だから買えないんだ、と思っている方は結構いらっしゃると思います。私は昭和53年のランドクルーザーを持っていますが、トヨタ部品共販に行っても、既に出ない部品は沢山あります。でも、何とかここまでやってきているのは、とある方法を使っているからです。そのとある方法は、限られた車種しか使えないかもしれませんが、今の私にとってはとても力強い味方です。あなたも旧車を狙っているのであれば、車種で決めるのももちろん否定しませんが、長い目で見るなら、部品、特に保安部品が手に入るかどうかをまずは確認して、買う車を検討してみることをお勧めします。
とにかく、壊れる。そのたびにストレス
古い車は、調子よく走っているうちはいいのですが、やはり全体が古いので、新車に比べれば格段に壊れる可能性が高くなります。必然的に修理も多くなり、その都度大きなストレスを抱えることになります。最近の私の車では、後方ヒーターへのLLCラインのLLC漏れ、左ドアノブ破損、右ウインカー取り付け部分腐食、そして一番堪えたのがウォーターポンプの寿命による破損、水漏れでした。後方だるまヒーター水漏れはそのまま、ドアノブは今回のテーマとなりますので後述しますね。ウィンカーは近日修理予定、ウォーターポンプは伝手を使って部品が手配できて何とか修理完了、とまあ、こんなところです。右のウインカーは自分で修理する予定ですが、板金と塗装まで行わねばならないのでなかなかやる気が出ず、未だにウィンカーがぐるぐると回る状態となっています。エンジンやミッション、動力伝達装置などの手に負えない部分以外は、全て自分で修理をするようにしています。でも、部品がなければ修理ができない場合もあります。幸いにも私の車は、旧車としてはかなりメンテナンスのしやすい位置にありました。
BJ40の歴史を紐解く
今でさえ4X4とかSUVという車のジャンルが確立されていますが、私が車に興味を持ち始めた昭和57年あたりは、まだ4×4などは流行していませんでした。一部のマニアが所有しており、山ですれ違うと、誰とも知らずともお互い挨拶を交わしていたような時代でした。その後、スプリンターカリブやロデオビッグホーン、パジェロやデリカスターワゴンなどがじわじわと人気となり、昭和59年のハイラックスサーフの発売で火が付いたというような感じでした。ランクルは40も60も発売されていましたが、それほどの人気ではありませんでした。ランクルの歴史を紐解くと、主に国内よりも海外へ出荷された台数の方が多いという歴史があります。国内ではディーゼル化されたBJ40が販売され有名になりましたが、それ以前に「トヨタジープBJ」として第二次大戦後間もない昭和26年(1951年)に海外デビューしているのです。ランクル40は、今でこそその価値が認められ、日本でも人気が高まっていますが、それ以上に、圧倒的に海外での人気が高かった車です。ということは、部品のストックや純正以外のいろいろな部品が、海外のマーケットを見ると販売されているのです。これは、私にとって、とてもうれしいことでした。
eBayには何でもある
海外のオークションサイトeBayには、ランクルの部品がいろいろと販売されています。先ほどお話しした「トヨタジープBJ」の新車もオークションに出されていましたが、とんでもない価格になっています。車体もありますが、保安部品やその他の部品に至るまで、本当にいろいろな部品が販売されているので、とても助かっています。私はeBayでセラーをしていることもあり、ワンぽちで何でも買えてしまうので、ついつい、ポチポチしてしまうのです。ウィンドウォッシャー液のタンクや、ウィンカーなどはおそらく日本では欠品だと思いますが、eBayには純正ではありませんが、新品が販売されています。今回も、左のドアノブが壊れてしまったのですが、eBayを見ていたらこの部品を見つけたので、一昨日注文したところです。このように、私の愛車ランクル40の場合は、海外で活躍した車ですので、部品を探すのにはかなり助かっています。以前私は、スカイライン54Bを個人売買で買おうかと考えていた時期がありました。その車には、「部品取り」と言われる、同じ形の車が一台付いていました。通常、旧車を確実に維持するためには、部品取り車があった方がいいのですが、これは普通のサラリーマンではなかなか買うことはできません。今、すんなりと綺麗な旧車を見つけても、例えばテールレンズが割れてしまったとしたら、その部品は供給されるでしょうか?また、クラッチのレリーズから液漏れが発生した場合、インナーキットがあるとか、何か修理する方法があるでしょうか?旧い車は本当に考えれない箇所が壊れますので、事前に部品のストックや、海外での部品の状況をあらかじめ調べてから購入した方がいいと思います。これができる車とできない車とでは、維持するのに天と地ほどの違いがあります。