10年経過すると、乗用車の車検が1年になる というお話【裏事情】

10年経過すると、乗用車の車検が1年になる というお話

10年経過すると、乗用車の車検が1年になる というお話

 平成7年7月まで、日本の車は製造後10年を経過すると、車検の有効期限が一年になっていました。例えば、今はやりの旧車、5ナンバーの乗用車を買ったとしても、車検は一年しか取得することができなかったのです。時々古い車の車検の話をすると、昔の印象が残っていて「2年取れるんだっけ?」と聞き返されることがありますが、大丈夫、今は製造後何年経過していても、乗用車なら2年車検を取ることができます。日本の車は世界的に見ても壊れないことで有名ですが、国として車を管轄していた昔の運輸省は、どうやら日本が製造する車の品質に疑問を持っていたのです。「日本車の性能はよくない、10年しかまともに動かない」こう思ったかどうかは定かではありませんが、事実を直視するならこの通りの事を考えており、10年を経過した車に買い替えを促す意味も込めて、10年経過の車の車検を1年とする決まりを作ったのです。必然的に私たちは、10年経過すると車検を毎年受けなければならなくなる、10年が経過する前に車は取り換えた方がいい、という暗黙のメッセージを、刷り込まれていたのです。

アメリカとの関係

 当時日本は、アメリカに沢山の車を輸出していました。アメリカ市場に日本の車は受け入れられ、輸出は順調に伸びる一方で、アメリカの車が売れないという、深刻な貿易摩擦を生じていました。この事態を解決するべく、両国は話し合いを持ちます。この中で、例えば、トヨタブランドでかつて販売された、キャバリエなどが誕生しました。キャバリエはGMから輸入する形で、トヨタのディーラーから販売されましたが、残念ながら国内では販売台数が伸びず、結果として受け入れられませんでした。同様に、「10年経過の車の車検が1年になる制度」についても要望が出され、日本はアメリカの要望を受け入れる形で、平成7年7月に、この決まりを変更し、10年を経過した車も2年車検が取れるようにしました。一方で、今まで恩恵を受けてきた自動車メーカー、JAMA 一般社団法人日本自動車工業会などからは反発があったため、10年を経過した車については、自動車税を増税し、なおかつ車検時にも重量税を増税する、という形をとりました。

1年車検と2年車検の違い

 「10年経過すると、車検が1年しか取れなくなる」約20年前まではこのように言われ、私たちは10年経過ごとに車を買い替えなさいとばかりの、隠れた指導がなされてきました。しかし今現在この決まりはなくなり、私たちは古い車であっても2年車検を取れるようになっています。建前上は「自動車の部品の精度も上がり、壊れることが少なくなった」という理由になっていますが、その裏には、アメリカとの貿易摩擦を解決するべく、両国首相が考え抜いた施策の一つ、という説もいまだに存在しています。今や日本の車は世界を凌駕する性能を誇るまでになり、自国製造輸出から、海外拠点での組み立て、に変化を遂げています。この先どうなっていくのかは誰も知る由がありませんが、両国にかつてのような軋轢が生じないことを、車の一オーナーとして祈るばかりです。

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