スーパーの駐車場に停める際、ハザードランプを点灯するべきか?

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スーパーの駐車場に停める際、ハザードランプを点灯するべきか?

スーパーの駐車場に停める際、ハザードランプを点灯するべきか?

ハザードランプはいろいろな状況で使われます。渋滞している列に入れてもらった際や、高速道路での合流の際に、「ありがとう」の意味を込めてハザードランプを点灯させることも、すっかり珍しくなくなりましたね。でもこの使い方は、日本人独自の使い方のようです。外国人が日本に来て、あいさつ代わりにハザードランプを点灯するのに驚いている、という動画が、YouTubeの中にいろいろとありますね。こんな風に。

本来の使い方と、進化した使われ方

ハザードランプは本来、非常時に点滅させ、自らの状況を他の車に知らせるという役割で使われます。故障してしまい、けん引してもらう際にも点灯させます。また、幼稚園バスや学校の送迎バスでは、乗降時に点灯させることが道交法で義務付けられています。高速道路や一般道での突然の渋滞発生時に、後続車に知らせる意味合いとして使われることもあります。道交法上、厳密にいえばイエスではないようですが、警察やネクスコもこの使い方は勧めていますし、事故防止には大変効果的な方法だと思いますので、突然の渋滞発生時には恥ずかしがらずに点灯するようにしたいものです。冒頭で申し上げたような、渋滞の列に入れてもらった際のあいさつ、高速や一般道の合流で前に入れてもらった際のあいさつなど、道を譲ってもらった際に点灯するハザードランプは本来の使い方ではありませんが、このせちがない世の中にあって、私個人的にはとてもほほえましく、いいことだと思っています。先ほどの動画のように、かなりの外国人の方が驚かれるようですから、ちょっと大げさかもしれませんが、人間的にも価値があるのではないかなと思っています。

運転手はどのように使っているか?

私は長い間プロの運転手として、様々な大きさのトラックに乗ってきました。今も乗っています。トラックは、駐車する際に、かならずハザードランプを点灯します。また、荷物を積んだり降ろしたりするため、目的地に向けてバックする際にも点灯します。私が以前タンクローリーに乗っていた時には、バックする時には必ずハザードランプを点灯するようにと教わりましたし、また、新しい運転手にもそのように教えてきました。道交法上云々あるかもしれませんが、プロドライバーはこのように、駐停車する際やバックする際には必ずハザードランプを点灯させます。ですが、今私がアルバイトをしている、ダンプカーの仕事はちょっと違います。積み込み時や荷卸し時には、その場所に向かってバックをしますが、殆どのダンプはハザードを点灯させません。これはダンプカーという仕事柄なのだと思います。現場は一般道である場合は少ないですし、自分の存在を示す必要はそれほどないのだという判断なのでしょう。でも、現場や荷卸し場が一般の方と一緒になる場所の場合は、きちんとハザードランプを使って合図するようにしています。また、ダンプカー同志は道を譲り合うことも多いのですが、「お見合い」になってしまうのを防止するために、「こちらが止まりますよ、どうぞ」という意味で、止まる側がハザードランプを点灯させて待機するというケースがよく見受けられます。

スーパーの駐車場では?

こんな私ですが、カミサンとスーパーに買い物に行って駐車場に停める際は、やはり周囲への注意喚起の意味も込めて、ハザードランプを点灯させながら駐車場に停めます。やはりこの方が周囲に対して優しいと思いますし、自分に対しても「バックするよ、気を付けて」という注意喚起になると思っています。駐車場に停める際には、車は通常とは違った動きになりますが、ハザードランプを点灯していれば、それも相手に伝わることでしょう。駐車場に停める際には、恥ずかしがらずにハザードランプを点灯してもいいのではないかな、と、私は思っています。でも最後に、ハザードランプは「非常用」というその機能上、鍵を抜いても消えることはありませんし、万が一点灯したままで車を離れてしまっても、警告はありません。消し忘れだけは注意したいものですね。

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