ランクルハチマル不具合発生中でも高く売れるか ランクル80について

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ランクルハチマル不具合発生中でも高く売れるか ランクル80について

ランクル80不具合発生中でも高く売れるか ランクル80について

 ランクル80は中古車市場でもとても人気のある車です。ランクル80が製造されたのは、1989年10月から1997年12月の期間です。この後100系へとフルモデルチェンジするわけですが、100系ではオフロードの走行性を犠牲にし、舗装路での走行を重視した設計となったため、100系には乗り換えず、80こそがランクルだと乗り続けている人が今も多くいます。余談ですが、私もランクル80を2台乗り継いだ元オーナーです。発売当初は、生産が間に合わず、オーダーを入れても6か月程度納車されない、という、今では考えられない状況が生じていました。私が記憶するに、この状況は、ランクル80と、発売当初のUCF11セルシオで生じた状況です。製造はアラコが行っていましたが、(ドアを開けるとステッカーが貼ってあった)様々な新機構を採用したことから対応に遅れが生じ、これが結果として発売時期の遅れと、想像以上のオーダーに対応できないという生産遅れを生じさせてしまったようです。このアラコという会社は、実は私の現在の愛車BJ40を生産していた会社です。かつて80を製造していた部門は、統廃合を重ねた挙句、2004年に実質上消滅してしまいました。

ランクル80の不具合

 ランクル80は1989年10月にリリースされましたが、実際に納車が始まったのは1990年、平成2年からです。ということは、製造からは25年以上が経過しており、最終型でも20年近くが経過しているということになります。車は年数が経過すれば、それだけ故障が多くなります。ランクル80は質実剛健にできてはいますが、各個体によって状況は様々でしょう。発売当初、殆どに搭載されていたのはディーゼルエンジンでした。パワフルで素晴らしいエンジンですが、どんなに日々のメンテナンスをきちんとしていても、ディーゼル車特有の症状発生は避けて通る事ができません。

白煙が多い

 私は当初、平成2年式のHDJ81V、VXの5Fに乗っていましたが、新しいエンジンにしては白煙が多いなと思っていました。この前にはP25Wという4D56というエンジンを搭載した三菱デリカ4WDに乗っていましたが、こちらは音が大きく、黒煙が多いという印象がありました。ランクル80は音も静かで振動もなく快適でしたが、アイドリング時や加速時の煙の多さは、こんなもんだろうとは思いましたが、ちょっとだけ気になりました。

トランスミッション周りのATF関連

 市場に出回っている80は、売れた台数に比例してVXリミテッドが多いと思います。ATのみの設定ですから、必然的にミッションの不具合が生じる可能性も高くなります。新車の頃は意識しなくても、ATFを定期的に交換している車と、そうでない車では、経年した場合に状況が変わってくるでしょう。AT関連では、変速の具合がおかしい、4速から発進するような感じだ、ATFオイルが漏れている、などの症状が出る場合があります。ATF、エンジンオイル、デフ、ミッションなど、新車の頃は何ともなく、漏れもありませんが、やはり30年近く経過してくると、これらのオイルが入っている部位からのオイル漏れなどが発生する可能性は高くなります。

エンジン

 基本的にはエンジン自体はとても丈夫にできていますから、よっぽどオイル交換をしないでレッドゾーンで回し続けるというような、考えられない負荷をかけない限り、壊れる事はありません。でも、エンジン自体も、ネジが緩んだり、パッキンが劣化したり、様々な要因でオイル漏れを起こす事があります。また、エンジンはエンジン本体以外にも様々な部品で構成されています。アイドリングが安定しない、朝、エンジンがかからない、エアを噛んでしまう、白煙が多い、などの症状が出る可能性がだんだんと高くなってきます。

外装や足回り

 新車から同じ80に乗り続けている方は殆どいらっしゃらないと思います。多くは、前オーナーが乗っていた車体を引き継いで、中古車として購入されたことでしょう。あなたの80の状況は、代々の前オーナーの使い方に大きく左右されてしまうのが現実です。ランクル80は車体が大きいゆえに、傷が付きやすいかもしれませんし、足周りには前オーナーが改造を加えているかもしれません。オフロード性能が高い車ですから、そのような用途で使われていた可能性もあります。不具合とは言えませんが、外装や足回りの状況も、様々あるのが、中古車のランクル80の大きな特徴です。

修理すると高い

 例えばエンジンの白煙が気になり、これを完璧に修理しようとして工場に出したとしましょう。費用はどの位かかると思いますか?エンジンを降ろして、バラして、部品を取り換えて、再び組み付ける、というような大掛かりな作業になってしまった場合、数十万円の出費となってしまいます。保険代、税金、車検、駐車場代、燃料代と、ただでさえランクル80の維持にはお金がかかるのに、この出費は痛いですよね。少し前に書きましたが、私はランクル40に乗っています。ですが、BJ40Vは通勤時のみに使っており、遠出をする時には、もう一台の車をメインに使っています。ランクル80もこのような使い方ができればいいですが、実際にはメインでお使いになっている方、これ一台の方が殆どだと思います。古い車は、それだけ修理代のリスクが付きまとうという現実も、覚えておきましょう。ある程度適当にして、できるだけ状況に譲歩するようにしなければ、長いスパンでの維持は難しい場合もあります。

こんなんでも売れるのか?

 ここから本題ですが、このような状況でもランクル80は売れるのでしょうか?結論を言えば、売れます。売れてしまいます。実は皆さまが思っている以上に、ランクル80は海外で人気があります。そんなのわかっているよ、一括査定をすればいいんだよね、一番高い所に売ればいいんだよね、と考えているあなたは、(言葉が悪くてスミマセン)実はカモられています。どうしてそんな事が言えるのか、それならばどうすればより高く売れるのか、ランクル80を2台乗り継ぎ、業界に長い間身を置き、中古車屋経営の元レーサーの従弟を持つ私が、独自の視点で情報収集した方法を、次のコーナーでご紹介しています。

一発で最高値を引き出す考え方と具体的な方法

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